2011/01/30

小金井カフェぼちぼち

本日、小金井の萌え木ホールで開催されました「cafeぼちぼち」に飛び入り参加をさせていただきました。あすなろ荘でこの4月から始めるアフターケアの相談所「ゆずりは」の開設が小金井になったことがきっかけで、「トークアピールをさせていただきました。
「ゆずりは」では施設退所者への支援を軸にしながら、地域と連携し、児童虐待防止や子どもの権利を推進するための実質的な活動発信の場にも出来ればと思っています。まずは知ってもらい、理解していただき、一緒に出来る事を考え、実践する。
この“実践”に繋げるところ特に大事にしたいと思っています。

さて「cafeぼちぼち」盛りだくさんの内容でした。(ギター&ハーモニカライブ・口琴ライブあり、小金井のおいしいお店が出店、手作り工作広場などもあり)
小金井らしさの溢れるゆったりとした雰囲気で、音楽、アート、カフェを楽しみつつ、自立援助ホームからの発言もさせていただきました。
「社会の連なり」を感じることの出来る、自由な場であり時間でした。


社会のなかでどう在るのかが、芸術や福祉の根幹なのだとも思いました。


最後に飛び入りで参加されたラグループのライブがとてもよかった
最年少は6年生から、学生の方の4人のチーム編成。
しかも、同じマンションの住人同士。
隣りのお家から小学生の子がリコーダーで奏でる「カントリーロード」が聞こえてきたのをきっかけに…バンドを結成。
これこそ、素敵な、社会の連なり、人が繋がるということですね。

小金井の場所から、子どもたちの生きる希望につながるいろんなことに挑んでいきたいです。

2011/01/01

あけましておめでとうございます

新年あけましておめでとうございます
昨年は多くの方からのあすなろ荘へのご支援をありがとうございました
今年は、昨年以上に、私たちに出来ること、果たすべき責務にまっとうしていきたいと思います
支えてくださる支援者の方がいてこその自立援助ホームです
引き続きあたたかくお見守りください

昨日は私高橋の毎年恒例の(!)宿直勤務でした
退寮生が何人も訪ねて来てくれたり
電話やメールをくれたり
あすなろ荘の1年の締めくくりの時間を
充実した気持ちで過ごすことができました

ただ今年は在寮性が皆、恋人や友人と初詣でや、職場の方との宴会等出かけたりで、年越しのカウントダウンは私一人で迎えました
あすなろ荘のリビングで、氷結を片手にこたつに入り、ジャニーズを見ながら、寂しさ半分嬉しさ半分のあすなろ荘で未だかつて味わったことのないたった一人で迎えた年越しでした

その後は寮生が初詣から帰って来てくれ、ゆっくりのんびり新春の夜を過ごしました

今年もまた幸せな1年のスタートをきることが出来ました
また支援者の方からあすなろ荘お寮生にとお年玉もいただきました
お心遣いに心からの感謝です

あすなろ荘の皆ありがとう!!
退寮生の皆もありがとう!!


今年は年越し派遣村の設置はありませんでした
おととし、去年よりも、年越しに行き場のない方々減りある程度の支援の整備が整ってきたという理由で国レベルでの公的な安心して年越しするための寝床は提供されませんでした
果たしてそうだろうかと疑問に思います
現にあすなろ荘の退寮生でこの年越し帰る家がない子、安心して年越しが出来る場所がない子が今年も何人もいました
安心して相談出来る場があれば、必要な支援を受けられるシステムがあれば、潜伏している
どこにも行き場のない方たちはもっともっと保護されるであろうし、最低限の生活や暮らしを脅かされている方の存在の可視化は広がり、目に見えるものとなり社会は目を反らす事は出来なくなると思います
「貧困対策」を一時のブームとして終わらせないためにも、私たち支援者は、自分たちの現場でみえる現実を責任を持って発していかなければという思いです

話が広がってしまいましたが、安心して生活出来ること・年越しが出来ること、この人としてのあたりまえの営みがどれだけ大切な尊いことなのかを あすなろ荘の年越し勤務でいつも身を以て感じています この思いと新年の自分への誓いを忘れず大切に過ごします

皆さまにとっても、健康で素晴らしい1年となりますよう心からお祈り申し上げます